2011年5月19日木曜日

山部地区で交通安全大会 住民121人参加

 山部交通安全協会(渡辺忍会長)主催の平成23年度山部地区交通安全大会が17日午前、山部福祉センター大ホールで開かれた。同大会には山部小学校の4年生、山部中学校の1年生計39人をはじめ、事業所、農業者、高齢者など計121人が参加し、交通事故死ゼロ2000日に向けて、地域一丸となった交通安全運動を展開していくことを誓った。
 はじめに主催者を代表して渡辺会長が「北海道の交通死亡事故は3年連続減少をたどっているが、安全な交通社会を実現するためこれまで、スピードダウン、シートベルト着用などのキャンペーンに取り組んできた。今年も観光シーズンを迎え交通事故が増加することが心配される。山部地区は今日で交通死亡事故ゼロ1326日目になります。今後も1500日、2000日に向けて地域が連携してさらなる交通事故減少に努めていきたい」などとあいさつし、出席した住民に改めて協力を求めた。
 また、能登芳昭市長、横山久仁雄市議会副議長、久保義則富良野警察署長がそれぞれの立場であいさつを行い、地域住民の協力に感謝すると共に「悲惨な交通事故を1件でも減少するように運動を展開して下さい」と訴えた。
 この後、児童、生徒代表の杉野愛実さん(山部中1年)、高齢者代表の杉野信幸さん(北星老人クラブ)、職場代表の宮下侑也さん(JAふらの山部支所)、農業者代表の池田浩さん(JAふらの山部支所青年部)の4人がそれぞれの立場で交通安全の誓いの言葉を述べた。
 さらに、参加者を代表して山部女性ドライバークラブの難波由紀子さんが「関係機関・団体をはじめ、道路交通の場に参加する全ての地域住民と協力し、地域、家庭、学校、職場において次のことを実践します」と4項目(シートベルトを着用する、安全運転に心掛ける、老人や子供の事故防止に努める、飲酒運転は絶対にしない)の交通安全大会宣言を行った。
 最後に「もっと減らせる!交通事故~プロに学ぶ安全運転」の交通安全ビデオが上映された。引き続きJAふらの山部支所前の国道38号線沿いで「旗の波運動」が行われ、通過ドライバーにスピードダウンなど安全運転を訴えた。



チャイルドビジョン体験会

 5歳児の平均水平視野は90度、垂直視野の平均は70度――11日に開かれた「富良野市交通安全運動市民大会」でチャイルドビジョン(幼児視界体験メガネ)の体験会が行われ、参加した400人を超える市民に、子供の目線に合った安全運転の重要性を呼びかけた。
 チャイルドビジョンは、スウェーデンの児童心理学者による研究で、子供の認識能力に基づく視野が大人よりかなり狭いという説。平成18年に東京都新宿区の議会で取り上げられ、交通安全啓発グッズとして注目されている。
 富良野市でもこのチャイルドビジョンを作成する用紙を交通安全運動市民大会の参加者全員に配り、幼児の交通事故と室内での事故防止を訴えた。メガネを体験した参加者は「子供の視野がこんなにも狭いということは知らなかった」と話していた。

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