2011年7月22日金曜日

富小体育館の解体作業始まる

 富良野小学校(宮下敏校長、児童数544人)の屋内運動場改築工事に伴い、解体作業が始まった。総事業費は3億6310万円で、本体工事は来月着工し、来年3月までに完成する。新屋内運動場は今年2月に完成した富良野西中学校屋内運動場と同じく、富良野地域を含む北海道内で間伐収穫されたカラマツを原料に建設される。
 同校は明治23年、下富良野簡易教習所として開校。上川管内でも大規模校として知られ、今年度開校110周年を迎える。屋内運動場は昭和53年に建築され、33年が経過。耐力度調査で危険な状態の建物と測定されたことから、屋内運動場と渡り廊下の全面改築が行われる。
 文部科学省所管の「安全・安心な学校づくり交付金」危険改築事業と「公立学校施設整備費負担金」新増改築事業で事業採択され、経費の一部が国庫補助される。
 新屋内運動場は大断面加工した集成材を柱と梁に使用して建てる木造。建設場所は現在地。広さは1258平方メートルで内部はアリーナ、ステージ、器具庫、トイレ、更衣室など。
 解体工事は今月末の完了を目途に行われる。また同改築工事施工業者の入札は今月22日に行われる。



今年もラベンダーをドライフラワーに

 市立麓郷小学校(田中和敏校長、児童数18人)は今月11日午前、学校農園で栽培しているラベンダーの刈り取り作業を実施した。
 同校では毎年観光シーズンに合わせ、五郎の石の家近くで観光客を相手に営業を行っている緑豊農場=西麓郷=とタイアップしてラベンダーのドライフラワーを販売している。同農園には早咲きのラベンダーが約300株ほど植えられており、毎年7月上旬に総合的学習の時間を利用して、刈り取り作業を行っている。
 今年は春先が低温だったため刈り取り作業は1週間ほど遅れた。4月に入学した1年生2人をはじめ、6月から留学している福島市の3年生と4年生を含め6年生まで18人が参加し、午前9時半から約1時間半にわたりはさみで次々に刈り取った。
 また保護者も多数協力した。福島から来た3年生の女の子は「ラベンダーのことは良く知っています。友達もすぐできました。とても楽しかった」と笑顔で話した。
 刈り取ったラベンダーは校舎横にあるスキー小屋の中で陰干しを行った後、緑豊農場の店内で販売する。

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