2011年7月26日火曜日

77日間、富良野農業を学びます

 77日間にわたりしっかり富良野の農業を学びます――埼玉県農業大学校先進農家等体験学習受入式が22日午後、富良野市役所第3会議室で開かれた。同体験学習は、平成13年度から富良野市と埼玉県の農業振興と人的交流を目的に毎年継続して行われており、今年度で11年目。受入式には同大学校で水田複合と酪農を専攻する男女3人が臨み、能登芳昭市長などから激励を受けた。
 はじめに能登市長が「研修先の農家はいずれも篤農家で非常に勉強になり、安心して頑張って下さい。研修は2ヵ月半にわたり厳しいと思うが北海道農業を学びこれから進む道の糧にして下さい」と激励した。さらに笠井博文・上川農業改良普及センター支所長らが「体に気をつけてしっかり研修して下さい。富良野は大自然に恵まれ食べ物も大変おいしい。ぜひ富良野を好きになって無事研修を終えて下さい」などとエールをおくった。
 これに対して水田複合専攻2年の石川岳人さんが「農業に大変興味があり、北海道農業の大規模農業の経営方法を学びたい。幼いころから北海道で農業を経験することが夢だった。今回の体験学習で自分の進路を見出したい」と研修の目的を話した。同じく同専攻2年の春山拓也さんは「水田経営に大変興味があった。富良野の研修には関心がなかったが先輩からいろいろ話を聞き、参加しました。北海道のような大規模栽培でいかに高品質な農作物生産を実現しているのか学びたい。また、農業機械に興味があり、知識を身につけたい」と意気込みを語った。さらに酪農専攻2年の鈴木里奈さんは「将来は酪農業に就職したいと考えています。酪農と言えば北海道というイメージを持っている。しっかり研修して身につけた知識を埼玉で生かしたい」と受入先の農家に熱意を伝えた。
 これに対して受入農家の天間幸博さん(山部)は「平成13年度から毎年研修生を受け入れています。研修生の中には毎年夏になると訪れ、農作業を手伝ってくれる人もいます。ハードな面もあると思いますが、夜にはワインを飲みながら情報交換をしたい」などと話した。また、宍戸和史さん(山部)は「父から経営を移譲したばかりだが、仲良くやりましょう」、及川栄樹さん(南大沼)は「私の地域には3人の新規農業者がおり、活性化しています。研修のほかに地域とどのような関わりがあるかなど地域の行事にも積極的に参加して下さい」とそれぞれエールをおくった。
 なお、研修は10月5日まで実施される。農家実習のほかに市外研修として、8月3日に滝川市で開かれる北海道立花・野菜技術センター公開デーに参加したり、旭川市の田んぼアートを訪れる。さらに9月中旬にも市外研修を予定している。



目指すは全道大会でも優勝

 全道大会では優勝を目指し、全国出場を狙います――平成23年度の中体連北海道大会があす27日に開幕する陸上競技をはじめ、柔道競技、卓球競技に出場する富良野市内の中学生17選手が22日午後、市役所を訪れて、能登芳昭市長に全道大会出場の報告を行い、意気込みを語った。
 出場する選手は、陸上競技では富良野東中学校の森田豪選手(3年)ら10人、富良野西中学校の帯川椋太選手(3年)ら3人、山部中学校の堀江裕太選手(3年)の計14人。柔道競技では上川管内代表決定戦男子体重別(81キログラム級)で優勝した富良野東中学校の今野郁哉選手(2年)、同じく女子(52キログラム級)で優勝した富良野西中学校の荒井美桜選手(3年)、卓球競技で個人戦3位に入賞した富良野西中学校の相川陽菜選手(2年)。
 はじめに出場選手一人ひとりが「全道大会でも優勝を目指し、全国大会に出場したい」「日頃の練習成果を存分に発揮したい」「昨年の全道大会では思うように戦うことができなかったので、今年はベストをつくして頑張りたい」などと意気込みと抱負を語った。
 これに対して能登市長は「全道大会出場は努力の賜。しかし、大会に向けて努力する過程が大切です。皆さんが全道大会に出場するのは市民の誇り。けがのないよう全力で臨み、活躍できることを願っています」とエールをおくった。
 なお、陸上競技は27日から29日まで札幌市厚別公園競技場、柔道競技は30、31日、北広島市総合体育館、卓球競技は8月2日から4日まで浦河町総合体育館でそれぞれ開催される。

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