2011年11月1日火曜日

「早く新しい体育館で遊びたい」富良野小全校児童が建設現場を見学

 富良野小学校(宮下敏校長、児童数548人)の体育館改築工事が急ピッチで進められているが10月27日午前、全校児童が工事現場を楽しく見学した。児童たちは「1日も早く新しい体育館で思いっ切り遊びたい」と、加工されたカラマツの建築材を手で触ったり、工事現場に近寄って作業状況を見学した。
 同体育館は木造造り。山部小、富良野西中の体育館も木造造りだが、同体育館の建築資材はすべて富良野管内で育てられたカラマツ材を使用する。総事業費3億6310万円を投入して建てられ、来年3月上旬に完成する。工事は8月末に着工した。9月に入ってから雨の日が多かったが工事は順調に進んでいるという。
 見学会は1・2年生を皮切りに、3・4年生、5・6年生の順で行われた。はじめに工事を行っている担当者が、「体育館はコンクリートと木材で建てます。その木材は富良野市や近くの森林などで30年以上育てられたカラマツです」などと体育館が完成するまでの工程などを分かりやすく説明した。この後、児童たちは建設現場に置いてある梁に使用する加工したカラマツ材に触れたり、建設現場に近寄って工事担当者から説明を聞きながら着々と進められていく作業状況を興味深げに眺めていた。



初期消火を行った中富の横山さんに感謝状

 富良野広域連合消防本部(原一志消防長)は28日、公営住宅の火災発生で初期消火などを行った中富良野町の無職横山裕一さん(51)に感謝状を上富良野消防署中富良野支署で贈呈した。
 横山さんは火災が発生した同町西町の3階建て公営住宅「こ辰団地」(14世帯入居)の3階に住んでおり、今月16日午前4時30分頃、2階の部屋から煙が出ているのを発見。すぐに駆けつけて、部屋の中に入り煙が出ていた台所の天ぷら鍋に濡れたバスタオルを被せ、初期消火を行い、室内にいた68歳の女性を誘導し避難させ、119番通報した。
 横山さんは出火当時起床していた。廊下に設置されている火災報知機が鳴ったため、部屋を出ると廊下はすでに煙で充満していたという。出火元の部屋のドアが開いていたため、中に入ると台所のコンロにかけてあった鍋から激しい煙が出ていた。予備知識があったため消火には濡れたバスタオルが1番効果的と思ったという。
 原消防長が感謝状を贈呈し、「横山さんの迅速な初期消火の対応が無かったならば一大事になっていた可能性もありました」と述べた。同町では過去に公営住宅の火災で焼死者が出ている。それだけに今回の横山さんの取った機敏な行動に感謝していた。

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