2012年10月1日月曜日

ふらのワイン・シャトーふらのヌーベルアージュ
1日、600本の限定発売 1本6300円

 富良野市ぶどう果樹研究所は、道産ワインでは初めてとみられる新製品「ふらのワイン・シャトーふらのヌーベルアージュ」を10月1日から、600本の限定出荷で発売(道内限定)する。容量は720ミリリットル。価格は6300円(税込み)、ふらのワインとしてはこれまでの最高価格。
 同ワインは、2007年に収穫した富良野産ツバイゲルトレーベ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、ふらの2号の4種類の原料ぶどうをブレンド。中でもカベルネソーヴィニヨンとメルローは、フレンチオーク樽での樽発酵。
 このためしっかりとした口当たりと複雑味のある味わいで、長く続く余韻など、ふらのワインのヌーベルアージュ(新時代)を感じさせるワインという。
 製造した1340本のうち600本のみの限定出荷。同研究所では「道内ワインとしてはおそらく初めての新製品で、ふらのワインの歴史に新たな1ページを残すものと思います」とPRしている。



3度目の全道優勝、だが全国出場は逃す
富良野高ラグビー部 決勝で同点、優勝を遠軽と分け合う

 悔しい、1トライの差で花園出場を逃す―富良野高校ラグビー部(四釜瞭太主将、部員数27人)は、今月19日から22日にかけて中標津町運動公園で開催された第92回全国高校ラグビー北北海道大会で8年振りに優勝を飾ったものの、同点で遠軽との両校優勝となり、トライ数で遠軽が富良野を上回り、惜しくも3度目の全国大会出場を逃した。しかし選手たちは来月7日、旭川市で開催される秋季全道大会(新人戦)旭川支部予選に向け、気持ちを新たに練習を開始している。28日夕方、四釜主将をはじめ27人の部員が市役所を訪れ、能登芳昭市長に全道優勝の報告と今後の大会に向けた意気込みを伝えた。
 富良野は1回戦で強豪の中標津と対戦。前半は12―12の接戦だったが、後半は1トライも与えず23―12で下した。準決勝は旭川支部予選の決勝で逆転負けした旭川工業と対戦。前半は15―14の接戦となったが、後半は優位に試合を進め12―5のスコアで下し、昨年に続いて決勝にコマを進めた。
 決勝は昨年と同じ強豪の遠軽。昨年は1トライも取れず、0―36のスコアで大敗した。しかし今大会では前半8―15のスコアで劣勢となったが、後半は逆に富良野が優勢に試合を進め14―7のスコアで下し、22―22の同点となり、両校優勝となった。だが、トライ数は富良野が3、遠軽が4だったため、1トライの差で3度目となる全国大会出場を逃した。
 チームを率いる坂口和紀監督(33)は「昨年の秋、新チームがスタートしてからずっと優勝できなかった。どうして勝てないか選手たちと真剣に考えた。その結果、反則をしない、ミスをしない。小さいチームだから走る。まとまる。DFの強化―を重点に取り組んできたことが最後の大会で実を結んだ。決勝戦は反則はゼロだった。それに対し遠軽は10。遠軽よりも平均体重で10キロも軽い小柄なチーム。小さいからこそ今年は今まで1番走った。圧倒的に強かった遠軽に対し、互角の戦いとなったのは選手の結束力の賜物だった」と予想を超える選手たちの大健闘を称賛している。
 新チームは2年生8人、1年生8人。このうち全道大会でレギュラー選手として出場し、全道優勝の原動力となった2年生は7人。坂口監督は「今回の全道大会の経験は秋の新人戦に必ずつながるものと思う。10月7日に旭川支部予選、同16日から全道大会が芦別市で開催される。花園出場を果たせなかった悔しさを今度は1、2年生で頑張ってほしい」と選手たちを鼓舞している。

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