2012年10月18日木曜日

布礼別小中 25年目のトイレ清掃活動終わる

 半年間にわたる観光トイレの清掃ご苦労さまでした―市立布礼別小中学校(三浦徹校長)で9月26日、「観光トイレ振り返り集会」が開かれ、席上、富良野市から感謝状が贈られた。
 同校では児童生徒のボランティア活動の一環として、校舎近くに設置されている公衆トイレの清掃活動を毎年行っている。今年は約200人の観光客から「きれいなトイレ、ありがとう」などと感謝の言葉が寄せられた。
 このトイレ清掃活動は昭和63年から続けられ、今年で25年目。小学3年生から中学3年生の児童生徒計16人(うち中学生3人)が3班に分かれ、4月下旬から同日まで約半年間にわたり、週1回、放課後に交代でトイレ清掃を行った。
 このトイレは6年前から水洗化(簡易)になり、また掲示板と合わせて感想カードも設置された。観光客から寄せられた今年の感想カードは全部で183枚にものぼった。
 カードには、「東京から来ました。トイレに寄りたかったので大変助かりました」、「きれいなトイレで気持ち良く使いました」、「私は京都から来ました。20年間続けて富良野に立ち寄り、必ず観光トイレを使用しています。いつもきれいに清掃され、感心しています」などや台湾の観光客も中国語で感謝の言葉を書いていた。
 富良野市からの感謝状贈呈は平成7年から行われている。今年は山内孝夫商工観光室長が同校を訪れ、「この観光トイレ清掃は昭和63年から始まり、今年で25年目。とても素晴らしいことです。人のためにすることは自分のためにもなります」などとお礼の言葉を述べ、感謝状を児童生徒会長の大西みゆきさん(中学2年)に手渡した。
 集会では、感想カードの紹介や各班ごとに反省会が開かれた。目標に対して結果はどうだったか、今後の改善点は何か、さらに学校や富良野市に望むことは何かなどを発表した。
 また、来年3月に中学校を卒業する藤野穂乃佳さんに下級生が「7年間ご苦労さまでした。これからは私たちで頑張ります」などと書いた手作りの感謝状を手渡した。最後に三浦校長が半年間にわたる児童生徒の清掃活動の労をねぎらった後、「真心を込めて一生懸命頑張ったことは、これからの生活に生きてくるものと思います」と子供たちの活動を称えた。



緑峰高が総合優勝飾る 第50回美瑛~富良野間駅伝大会

 「第50回美瑛~富良野間駅伝大会」(実行委員会主催)が秋晴れとなった13日、美瑛町民センターをスタート、富良野地域人材開発センターをゴールに開かれた。8チーム80人の選手が出場。10区間(約36キロ)でデッドヒートを展開し、熱戦を繰り広げた結果、一般・高校の部に出場した富良野緑峰高校陸上部が2時間15分36秒のタイムで総合優勝を飾った。
 同大会は連合富良野(本田寛康会長)など美瑛町を含めた沿線6市町村の労働団体が実行委員会を組織し、「体育の日」に合わせ毎年実施してきている。今年で50回目の開催となったが、参加チームの減少に加え、南富良野町、占冠村からの参加が長年にわたって1チームもないことから、同大会の開催は今回で終了することになった。今後、どういう形で広域でのイベントを開催していくかを協議することとした。
 大会出場チームは過去最少となったが、気温も高く爽やかな秋晴れに恵まれた。午前11時から美瑛町民センターで開会式が行われ、正午の時報に合わせ8チームの第1走者がタスキを掛けて一斉にスタートした。美瑛町側から上富良野町側にかけてはアップダウンの厳しいコースが連続する。このため参加した選手たちは苦しい表情を見せながらもデッドヒートを展開し、タスキを次の区間で待機する選手に懸命につないでいた。
 優勝した富良野緑峰高校陸上部の選手は、全道高校駅伝大会を目前に控えての最終調整で臨んだ。毎年、圧倒的な強さで優勝していた旭川走友会が大会直前に棄権したことから、総合優勝が確実視されていた。各区間ともトップでタスキをつなぎ、2位の中富良野地区連合会に28分以上の大差をつけてゴールした。

0 件のコメント:

コメントを投稿