2012年12月11日火曜日

富良野地区文化団体交流会 沿線の文化人230人が交流

 富良野市文化団体協議会(島強会長)主催の「富良野地区文化団体交流会」が11月25日、富良野文化会館で開催され、富良野沿線5市町村の文化団体に所属する230人が参加した。基調講演や芸能発表、親睦交流会を通して情報交換を行い、今後の文化活動の参考にしていた。
 同交流会は沿線5市町村を持ち回りで開かれている。富良野会場では、はじめに基調講演が行われた。富良野市生涯学習センター所長の杉浦重信さんが「江戸時代の生活と文化から学ぶこと」をテーマに講演し、「江戸時代の暗いイメージ」「世界の進歩から取り残された鎖国」「士農工商の厳格な身分制度」「江戸庶民の生活」などを重点に、映像を使用しながら解説し、参加者の関心を集めていた。
 杉浦さんはテレビドラマの水戸黄門を取り上げ、「ドラマでは天下の副将軍・水戸光國とあるが、副将軍という地位はなかった。また、黄門様一行が庶民を連れて自由自在に全国行脚をしている様子が描かれているが、関所があり、庶民が自由に旅をすることは不可能だった」と解説。また、江戸の庶民の生活については「1800年の江戸の人口は200万人もおり、2位のロンドン90万人を上回る世界一の大都市。また、水道施設も世界一で、世界一清潔な大都市だった」などと説明し、参加者に関心を持たせる講演を1時間にわたり行った。
 この後、舞台芸能発表が行われた。富良野市からは郷土太鼓弥栄太鼓保存会の少年部と大人が勇壮な演奏を行い、会場から盛んな拍手が送られていた。また、上富良野町は、「綺羅羅会」のメンバー6人が「北の国から」など6曲を大正琴で演奏した。南富良野町は「きさらぎ会」「藤間流藤間会」の2人が舞踊を披露。中富良野町は「大正琴琴麗会」に所属する9人が「よこはまたそがれ」など3曲を演奏した。また親睦交流会では歌謡同好会、カラオケ会、なつメロ会、ミュージック教室、合唱団などに所属する10人が出演し自慢ののどを披露した。



今シーズンも華麗に ふらのスキー少年団で結団式

 今シーズンも華麗に滑ります―FSJふらのスキー少年団(杉村賢一団長)の2012~2013シーズン結団式が2日、市立富良野小学校で行われ、新団員の小学1年生をはじめ、小中学生89人が笑顔いっぱいで入団した。
 今シーズンは小学1年生5人をはじめ新団員24人が加わり、富良野、東、扇山、樹海の4小学校と富良野東中、富良野高校の計89人(男46人、女43人)の児童生徒が入団。このうち弟妹が20人を占め、継続が62人。
 はじめに杉村団長が「今シーズンは団員、指導団員合わせて112人が45日間の活動を行います。いつでも止まることができるよう自由自在にかっこ良く上手に滑ることができるように技術を磨き、さらにゲレンデのマナーを守り礼儀正しく行って下さい」などとあいさつし、勢揃いした団員を激励した。
 この後、18人の6年生を皮切りに、5年生、4年生、3年生、2年生の順に自己紹介を行い、続いて23人の指導団員が「今シーズンも一緒に楽しくやりましょう」などとあいさつし、団員たちに意気込みを伝えた。
 これに対して団員を代表して富良野小6年の川上尚人君、薄田怜央菜さん、岡部宇咲さんの3人が「ルールとマナーをしっかり守り、今シーズンも技を磨きます」などと、元気よく宣誓した。
 団員たちは、手元の練習計画日程を見ながら、今月15日から始まるスキー場での練習開始を心待ちにしていた。
 期間中、主な活動は冬休み練習のほか、1月はナイター練習、記録会、少年団交流大会、2月はふらのスキー祭り小学生大回転大会、セルジュラング杯小学生大回転競技大会などに参加する。また3月には最終記録会が開かれ、最終活動日は17日。

0 件のコメント:

コメントを投稿