2012年12月4日火曜日

上富町長選 向山富夫氏、圧勝で2選

 任期満了に伴う上富良野町長選と町議補欠選の投開票が2日行われた結果、町長選では現職の向山富夫氏(64)=無所属=が新人の一色美秀氏(67)=同=に大差をつけて2選を果たした。一方、町議補欠選では新人の中沢良隆氏(66)=無所属=が同じく新人の竹山正一氏(60)=同=、同浜本幹郎氏(73)=同=をそれぞれ大差で破り、議席を確保した。なお、投票率は75・28%で前回より7・13ポイント、前々回より3ポイントそれぞれ下回り、盛り上がりに欠けた。なお、2日午前11時から、当選証書の付与式が上富良野消防署会議室で行われ、樋口康信選挙管理委員長が向山氏と中沢氏にそれぞれ当選証書を手渡した。
 町長選は現職と新人の一騎打ちとなったが、向山氏が9年間の議員と1期4年の実績を活かし、各層に深く浸透した結果、4315票を得票し、投票率が大幅に下回ったものの前回よりわずかだが得票を伸ばした。一方、一色氏は前回町議補欠選挙に出馬し、議席を確保して今回の町長選に挑戦した。後援会長との二人三脚での草の根選挙戦を展開したが、現職の壁は厚く2762票の得票にとどまった。
 町議補欠選では、中沢氏が告示直前での出馬表明だったが、元教育長の実績で知名度が高く、町内全域に浸透し4495票を得票し、竹山氏の1307票、浜本氏の954票を大きく引き離しての当選を果たした。
 2選を果たした向山氏の当選報告会が同日夜、プラザトミヤマで行われた。午後10時過ぎ、向山氏は育子夫人(62)と会場に姿を現し、大勢の支持者から拍手で迎えられた。さっそく夫人と共に当選祈願ダルマに墨を入れ、万歳三唱の祝福を受けた。また、孫の千彩さん(9)と美玖ちゃん(4)からも当選の花束が贈られると向山氏は満面の笑顔を見せた。
 この後、後援会長の伊藤里美氏が「4年間、上富良野町民のために蒔いた種が実を結んだ。そして今回の選挙戦では訴えた政策が支持された。また4年間、町民のためしっかりと舵取りをお願いします」とあいさつ。続いて前衆議院議員の佐々木隆博氏や能登芳昭富良野市長など12人の来賓が向山氏の再選を喜び、新たな町政に大きな期待を寄せる祝辞を述べた。
 これに対して向山氏は、選挙戦を共に戦った後援会など多くの人たちに感謝とお礼の言葉を述べた後、「これからの4年間も町民と同じ目線に立ち、心を一つにして絆を確認したい。上富良野町は今年開基115年になる。まだ道半ばだが次の世代のために隅々まで光が当たるまちづくりを進めていきたい」などと2期目に向けての意気込みを会場の支持者らに伝えた。



国際、全国大会での活躍を誓う

 軟式野球の国際大会、バドミントン競技と少林寺拳法の全国大会に出場する選手計7人が11月30日、市役所を訪れて、能登芳昭市長と宇佐見正光教育長にそれぞれ意気込みを語った。
 富良野東中学校野球部の田中寿弥さん(3年)が、北海道選抜選手に選ばれ、今月9日までに台湾(嘉義市)で開催される「第1回U―15アジア・オセアニア軟式野球国際選手権大会」に出場する。田中さんは投手で24人の北海道代表選手に選ばれた。投手は9人おり、「ぜひ、優勝してきます」と力強く意気込みを語った。同大会は2日から始まり9日までの日程で開かれる。
 富良野バドミントンジュニアクラブに所属する西尾奈純さん(扇山小6年)と七宮優羽さん(同5年)が今月23日から27日まで静岡県袋井市で開催される第21回全国小学生バドミントン選手権大会女子ダブルス6年生以下の部に出場する。
 西尾・七宮ペアは8月に小樽市で開催された第31回北海道小学生バドミントン大会で準優勝し、3年連続の全国大会出場。過去2大会はいずれも2回戦で敗退。このため「ベスト8が目標です」と力強く報告した。
 富良野少林寺拳法協会に所属する、青木賢祥さん(富良野西中1年)、佐藤佑亮さん(富良野東中1年)ペアと塚田康生さん(富良野小6年)、土田龍さん(同)ペアが7月に札幌市で開かれた第32回北海道少林寺拳法大会組演武の中学生男子の部と小学生の部で共に1位となり、2012少林寺拳法全国大会inかながわに出場。同大会は神奈川県横浜市で1、2日に開催されたが、青木・佐藤ペアは「上位入賞が目標」、塚田・土田ペアは「必ず優勝してきます」と力強く意気込みを語った。
 これに対して能登市長と宇佐見教育長は「それぞれの大会でベストを尽くし、日頃の練習成果をいかんなく発揮して下さい」などと激励し、国際大会、全国大会での活躍に大きな期待を寄せた。

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