2012年12月6日木曜日

平成23年度予算歳入歳出を認定

 富良野市議会定例会は4日開会した。今定例会には理事者側から、平成24年度富良野市一般会計補正予算案など29件と報告2件が提案されている。
 同日の本会議では、会期を14日までの11日間と決定した後、能登芳昭市長が、国営かんがい排水事業「ふらの地区」の事業推進など5件の要望活動と職員の懲戒処分の行政報告を行った。続いて議会側提出の平成23年度富良野市一般会計と特別会計(8会計)の歳入歳出認定案件についていずれも「原案認定すべきもの」と今利一・決算審査特別委員長が報告した。
 この後、2件の専決処分(一般会計補正、市道物損事故の損害賠償)が報告され、議案29号の固定資産評価審査委員会委員の選任で鈴木弘美氏(60)に同意した。同氏は平成7年から同委員に選任され、20年6月から委員長を務めている。
 続いて理事者側が第1号議案の総額1億864万3000円の24年度富良野市一般会計補正予算など計28件の提案説明を行い、同日の本会議を終了した。
 認定された平成23年度一般会計と特別会計を併せた最終予算額は188億1903万6000円。前年度対比1・3%の増、これに対しての決算額が183億2898万9747円で、前年度対比0・9%の増。歳出は178億4476万5167円で同2%の増。
 歳入歳出差引4億8422万4580円の剰余金は一般会計では1億3000万円を財政調整基金に、国民健康保険特別会計では6000万円を同保険給付基金にそれぞれ積立し、2億1591万万円余を翌年度へ繰り越した。
 行政報告の中で、国営かんがい排水事業「ふらの地区」の事業推進については、11月22日に富良野市で「知事と富良野地域の関係者との懇談会」が開かれ、知事に対し、中富良野町長、富良野土地改良区理事長、ふらの農業協同組合代表理事組合長とともに、安定的な農業用水確保のため、国から示された「ダムの一部利用と水利再編」案に基づき、東郷ダムの改修促進を要請し、ダム改修にあたっては、新たな地元市町の負担が生じないよう、さらに、完成後における維持管理費の低減が図られるよう要請した。知事からは、地元関係者の思いを真摯に受け止め、「有識者検討会」を設置して、できる限り早期に北海道としての判断を出したいと述べた。



南富良野町 北海道日本ハムファイターズ
今年で10年目の交流

 北海道日本ハムファイターズ選手との「植樹祭・野球教室」が1日、南富良野町かなやま湖畔に整備されている「アオダモの森」と南富良野高校体育館で開かれた。今年は外野手の村田和哉選手(27)と鵜久森敦志選手(25)が来町した。両選手は午前11時半からアオダモの森で同町と滝川市の野球スポーツ少年団員、さらに中学生野球部員と一緒に記念植樹を行った。
 植樹を前に村田選手は「今シーズンはリーグ制覇を果たし、クライマックスシリーズでも勝つことができた。しかし日本一にはなることができなかった。来シーズンはレギュラーを目指し、日本一を奪還したい」などと述べた。また鵜久森選手は「今シーズンは活躍することができなく、悔しい思いをした。来シーズンはレギュラーの座を奪い、活躍したい」などと意気込みを語った。
 植樹はリーグ優勝を記念し、すでに植えられていた高さ約3メートルのマンカナという種類の若木にスコップで土を寄せて行われた。村田、鵜久森両選手は常に笑顔で子供たちと接し、一緒に土をかけ、記念撮影にも快く収まっていた。
 この後、南富良野高校体育館に移動し、野球教室が午後0時40分から開かれた。参加したのは幾寅野球スポーツ少年団36人、南富良野中学校野球部員9人、滝川ジュニアドラゴンズ16人。
 野球教室では大宮光明副町長が主催者あいさつを行い、鹿野重博町議会議長が歓迎の言葉を述べた。この後、村田、鵜久森両選手が講師を務め、スローイングや守備、バッティングなどを中心に基本プレーを約1時間半にわたり熱く指導した。
 子供たちはプロ野球選手の直接指導に感動しながら懸命に守備やバッティングに取り組んでいた。終了後はサイン会も開かれるなど、来シーズンに向けて活躍がおおいに期待される両選手と楽しく交流を行った。

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