2013年2月7日木曜日

平成25年度富良野市予算案概要を発表

 富良野市は6日、平成25年度予算案の概要を発表した。それによると総額184億3610万円で前年度(平成24年度)当初に比べ5億5360万円の減となった。しかし、前年度補正予算に8億8000万円の前倒しを計上するため実質的には4・6%、5億3000万円の伸びになっている。同日午前、同予算の総括会議が市役所大会議室で開かれ、能登芳昭市長は「第5次富良野市総合計画の3年目として、保健福祉、防災、環境、産業振興、教育など各分野において事業の必要性や効率性について検討を行い予算を配分した」などと述べた。市は国の補正予算に積極的に対応し、学校施設改築(東小と麓郷小中)、公営住宅建設(北麻町)、市街地再開発など大規模公共事業の予算を前倒しする形で平成24年度補正予算に計上、同25年度に実施し、地域の雇用や活性化を図る方針だ。



写真展「サハラ」渥美顕二さん
世界最大の砂漠へ20数年で16回

 富良野在住の写真家渥美顕二さん(70)が「サハラ」をテーマにした写真展をギャラリー生楽丸文蔵=幸町8番5号、東5条通り=で開いている。渥美さんは20数年間にわたり、アフリカ大陸の北部を占める世界最大の砂漠に足繁く通って撮影した渾身の88作品を展示している。
 渥美さんは東京都出身。1983年に富良野市に移り、北海道の大自然を撮り始める。1994年に市内中五区にフォトギャラリー「丘の写真館」を開設し、さらに東京の銀座などで数多くの写真展を開催。また、「ラベンダー物語」「丘悠悠」「丘の詩」など多くの著書を発刊する精力的な活動を行っている。
 そんな中、1986年から撮影場所として選んだのがサハラ砂漠。モロッコ、アルジェリア、チュニジアなどを訪問しながら、東西5000キロ、南北1800キロ、面積約900万平方メートルにも及ぶ世界最大の砂漠をキャンバスにカメラを向けた。サハラを訪れること実に16回にも及び、2年前にも訪れている。
 渥美さんは「富良野に住み始めてから今年でちょうど30年になります。これまで数多くの作品を写してきたが、中でも版画的、抽象的な作品が好き。サハラは何度訪れても形が変わらない。キラキラと輝くメタリックブルーの空、風紋など芸術的なオレンジ色の砂、そしてコーランの響きなど魅力がいっぱい」などとサハラへの熱い思いを語る。
 同展は今月17日まで開かれる(12日は休み)。時間は午前11時から午後6時まで。

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