2013年3月26日火曜日

緑町児童センターがオープン

 広い遊戯室で友達と仲良く思いっきり遊んで下さい―市立扇山小学校校舎に隣接して建設された富良野市緑町児童センターの落成式が23日午前、同センターで行われた。利用する学童をはじめ、関係者多数が参列し、新施設の完成を祝い、今後の効果的な利用と運営を願った。
 富良野市は昭和52年に緑町13番8号に建設した緑町児童館の老朽化と狭あいのため、扇山小学校に隣接して建設。昨年7月から建設工事が行われ、1月末に完成した。工事費は約1億2000万円。建物の面積は旧施設より2倍以上の約450平方メートル。
 新施設の利用は18歳未満の小中学生が対象。このうち小学3年生までの学童を有料で受け入れる。現時点の登録人数は50人。
 はじめに玄関前でテープカットが行われ、扇山小3年の村山桃音さんをはじめ、能登芳昭市長、北猛俊市議会議長、本間勲北海道議会議員ら関係者多数がハサミを入れた。この後、広々とした遊戯室で落成式が行われ、能登市長が「ようやく新しい児童施設が出来上がりました。またこの施設は住民の憩いの場としても大いに利用して下さい」などとあいさつ。続いて北議長が「温もりのある施設、思う存分遊んで下さい」、本間議員が「広々とし、とても気持ちがいい。丈夫な体を作って下さい」などと、前列に座った32人の学童にお祝いの言葉を述べた。
 これに対して学童を代表して扇山小2年の東蓮翔君と田代凜さんが「初めてこの施設を見た時、クリーム色とチョコレート色でプリンのようでした。広い遊戯室で心も大きくなった。みんなで仲良く大切に使います。ありがとうございます」などと元気いっぱいにお礼の言葉を述べた。



市内小中学校教職員の離任式

 4月1日付で異動する富良野市内小中学校教職員の離任式が25日、市立富良野図書館多目的ホールで行われ、退職者を含めた52人の教職員がそれぞれの学校に別れを告げた。
 異動の内訳は校長8人(うち定年退職2人)、教頭6人(うち校長採用2人)、教諭32人(うち教頭昇任、定年退職、自己都合退職各1人)、養護教諭3人(うち勧奨退職2人)、事務職員3人(うち定年退職1人)。
 離任式では、退職者・転出者を紹介した後、学校行事や本人の顔など写真映像で1年間を振り返った。この後、宇佐見正光教育長が「愛情あふれ、熱い実戦教育をしていただき、その笑顔が子供に伝わったものと思います。それぞれの学校で学校づくりを進めていただいたことで、3年連続文部科学大臣賞につながった。すべては子供たちのために活動し、行動したことが実を結んだことと思います。赴任する学校でもしっかりと子供たちと向き合って下さい」などとお礼を兼ねて激励の言葉を述べた。
 また宮下敏・富良野小校長も「それぞれの学校で、力を尽くしてくれました。すべては子供たちのための合言葉のもと、場所を共有できたことに感謝します。富良野での実践と経験を誇りに次の場所でも大いに力を発揮して下さい」などと送別の言葉を述べた。
 これに対して、定年退職する林晃淳・富良野東中学校長が「1年を振り返っての影像を見て、走馬灯のようによみがえってきました。それぞれの役目を果たしてきたものと思います。富良野での教育実践は大きな財産となりました。それぞれの赴任先で富良野で培ってきたものが花開くものと思います」などと謝辞を述べた。

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