2013年3月12日火曜日

富良野東中学校 新体育館の落成祝う

 富良野東中学校(林晃淳校長、生徒数335人)の新体育館落成と校舎耐震補強大規模改修の完成を記念した式典が9日午前開かれ、全校生徒をはじめ、多くの来賓が出席してそれぞれの完成を共に祝い、同校の更なる発展を願った。両工事で投入された建築費は総額5億1373万円。落成した新体育館は木造平屋建て。使用したカラマツ間伐材は全て富良野地域産で原木換算で3600本に上った。木の温もりが感じられ、環境に優しい新体育館が完成した。
 新体育館の建築費は3億5526万8000円。床面積は1281平方メートル。バレーボール、バスケットボール各2面が取れる広さ。設備は高効率照明、高効率暖房設備、玄関スロープ、車いす用水飲み、多目的トイレ、ステージ照明、放送設備、外部電源受電設備などが整備された。
 なお、木造による新体育館は山部小、富良野西中、富良野小に次いで4校目となった。
 一方、耐震補強大規模改修の工事費は1億5846万6000円。耐震補強工事は19か所に厚さ20センチの耐震壁が設置された。
 式典では、岡野孝則同窓会長が、昭和22年5月の開校からこれまでの歩みを振り返り、一連の工事概要を説明した後、全校生徒に対し「目標を持ち、悔いのない人生を歩んでほしい」などと式辞を述べ、関係者に対しての感謝と生徒たちの更なる成長を願った。
 続いて協賛会会長の福士弘子さんが記念品(カーテン一式)を岡野会長に贈呈。更にサンエービルド工業、軽米組など計11社の施工業者に感謝状を贈呈した。続いて林校長が「工事期間中は何かと不便だったが、何とかやりくりし事故もなく今日を迎えました。完成した体育館は温もりのある体育館です。あす(10日)、この新しい体育館で卒業式が行われ、第1回目の卒業生を送り出します」などとお礼と決意の言葉を述べた。
 この後、能登芳昭市長、梶浦仁・上川教育局長、児島応龍・富良野市教育委員会教育委員長がそれぞれの立場で祝辞を述べた。
 この中で能登市長は「屋内運動場落成と校舎耐震補強大規模改修により、本校の新たな歴史がまた一つ刻まれました。今日までの伝統と歴史を礎に、将来を担う子供たちが心豊かでたくましく成長する場として、富良野東中学校が益々発展されますことを心より願います」などと同校の一層の発展を願った。
 引き続き、祝賀会が開かれ、吹奏楽部員41人が「ロマネスク」「プライド」の演奏を行い、更に全校生徒が「大地讃頌」を合唱した。



山部まちおこしネットワーク 落語つき食事会

 NPO法人山部まちおこしネットワーク(山崎伸一理事長)主催の「演芸会(落語)つき食事会」が3日昼、山部ドライブインで開催され、75歳以上の高齢者が招待され、楽しいひとときを過ごした。
 同ネットワークは地域活性化の一環として活動を行っており、昨年8月、独居老人の安否確認などを目的に食事会を開き、今回で2度目の食事会。今回はは一人暮らしの高齢者を限定にせず、幅広く招待し約50人が参加した。
 食事は女性4人で活動している「さん美食会」(山本礼子代表)による手作り料理。ひな祭りに合わせ、ひし形のちらし寿しを作り、じゃがいものきんぴら、手作りの羊かん、お吸い物、甘酒を提供した。
 山本代表は地域で開かれるイベントに積極的に参加し、地元の野菜などを材料に手作り料理を作り、参加者から喜ばれている。今回の食事会でも「少しでも喜んでもらえるなら」と午前8時から準備を行い、約50人分の料理を作り、振る舞った。
 食事の後は、楽しい演芸会が1時間にわたり開かれた。出演したのは旭川を中心に活動している旭笑長屋のナナカマド紅丸さん、喰亭おまんまさん、白滝亭くぼ太さんの3人。
 ナナカマド紅丸さんは会社役員をしながら趣味の落語を活かし、27年間にわたり、病院や福祉施設などで慰問活動を行っており、年間出演回数50回を超える大ベテラン。古典落語や新作落語など一人一席ずつ行い、集まったお年寄りたちを笑いの渦に巻き込み、落語の楽しさと魅力を伝えた。

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