2013年4月11日木曜日

富良野緑峰高校農業特別専攻科で13回目の入学式

 富良野緑峰高校農業特別専攻科の第13回入学式が9日午後、同校で行われ、担い手農業者の中核となる12人(うち女性1人)が決意も新たに入学した。
 はじめに小島和明校長が「地域の将来を担う農業経営者を目指すことに自信と誇りを持って下さい。人の生き方、考え方に最も影響を与えるものは『人との出会いである』ということを忘れず、同期生、先輩、お世話になる様々な人との出会いを大切にして下さい。専攻科での様々な人との出会いは、皆さんにとって一生の財産になります」などと式辞を述べた。
 続いて本間勲道議会議員が「農業なくして国は成り立たない。地域、北海道、日本を支えてくれるものと私たちは信じています。友情の輪を広げて、ぜひ頑張って下さい」とエールを送った。さらに石井隆・富良野副市長が能登芳昭市長から寄せられた祝辞「この2年間の就学の中で、これから目指す自分の農業につながる何かを見つけて下さい。そしてチャレンジ精神を忘れずに同じ農業を志す仲間とともに、地域農業の発展のために、将来を担う農業者として大きく成長されるよう頑張って下さい」などと読み上げ、農業後継者としての活躍に大きな期待を寄せた。
 これに対して新入生を代表して南富良野町の松鶴健作さんが「これからの2年間の学校生活の中で、先生方や先輩、そして同級生から多くのことを学び、一人ひとりの目標達成に向けて成長していきたいと思います。校訓である、『心豊かに学び、考え、たくましく』のもと、地域農業を支える担い手として、研鑚に励むとともに、生徒として有意義な生活を送ります」と宣誓した。
 なお、入学生の出身市町村は富良野市3人、美瑛町4人、上富良野町2人、中富良野町2人、南富良野町1人。修学年数は2か年。科目は園芸科学科。



富良野ゴルフコース 懸命の除雪作業

 1日も早くプレーができるように―富良野ゴルフコース=八幡丘=は今シーズンの営業開始を今月13日に予定しているが、一部のグリーン周りには30センチ以上の雪が積もっている。このため、同コースの従業員をはじめ、新富良野プリンスホテルの従業員も加わり、9日から人海戦術でグリーン周りの除雪作業を懸命に行っている。
 3月に入ってから降雪量が多くなったため、コース内の積雪は1週間前まで昨年と同じだった。しかし、先週から気温が徐々に上がりはじめ、雪が一気に解け出した。昨年は同日現在で60センチの積雪だったが、今年は約半分の35センチになった。一部のグリーン周りでは青い芝生が見え始めているが、7番ホールでは50センチ近くも積雪している。
 除雪作業には同コースとホテル従業員計30人余りが出動。午前9時から午後4時までにかけてグリーン周りの除雪作業を展開している。積っている雪は7日から9日にかけて降った雨で解けたものの、逆に水分を含んだため重さが増し、除雪作業は重労働となった。それでも従業員たちはスノーダンプに重量の増した雪を乗せ、懸命に作業を行っている。50歳代の従業員は「水分をたっぷり含んでいるのですごく重いです。このホールにはまだ40センチ以上の雪が積もっています」と額に汗を流しながら、黙々とスノーダンプを使って除雪作業を行っていた。
 同コースでは「13日からのシーズン入りは無理な状態。コース内の雪が消え、プレーができるような状況になった時点で平日からでも営業を開始したい」と話している。また、シーズン入りに向け、安全祈願祭を13日午前7時45分から、クラブハウス横で行う。
 同コースは新富良野プリンスホテルから車で約20分。恵まれた地形と自然を活かし、変化に富んだアーノルド・パーマー設計の36ホール。前富良野岳を望む雄大な景観の中、利用者はコース内の乗り入れが可能な2人乗りゴルフカーで快適なセルフプレーを楽しんでおり、人気を集めている。
 なお、今シーズンのオープニング料金は今月26日までと5月7日から同月31日までの平日が5000円、土・休日が6500円。また、優待料金は6月1日から10月8日までの平日が5500円、土・休日が7500円。ファイナル料金は10月9日から11月4日までの平日が5000円、土・休日が6500円。

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