2013年5月16日木曜日

東4条街区開発事業 総事業費28~30億円
2か年計画で各種施設を建設

 ふらのまちづくり株式会社(西本伸顕代表取締役社長)は11日、東4条街区開発事業の着工に伴う地鎮祭をフラノ・マルシェ臨時駐車場=幸町9番=で行った。荒木毅代表取締役会長、西本代表取締役社長をはじめ、来賓の能登芳昭市長など関係者40人が参列し、各種施設工事の安全を祈願した。
 同事業は、平成22年度から運営している複合商業施設「フラノ・マルシェ」に次いで着工する「ネーブルタウン構想」に基づき、今年度と来年度の2か年計画で着手する。同事業では、保育施設の建設をはじめ、介護付き高齢者賃貸住宅(有料老人ホーム)、アトリウム、クリニック、フラノ・マルシェ2(仮称)の店舗1階とマンション(2~7階)、駐車場などの建設を予定しており、総事業費は28~30億円に上る。
 今年度は8店舗の移転工事をはじめ、介護付き高齢者賃貸住宅(有料老人ホーム)、クリニック、薬局、アトリウムなどの施設が建てられ、年度内に完成する。店舗の移転工事は6月から始まり、東5条通沿いの空き地などに新店舗が建てられる。そのほか、保育施設やフラノ・マルシェ2(仮称)の店舗兼マンションなどは来年度内に完成する。



住民一丸の交通安全運動を展開 山部地区交通安全大会

 山部交通安全協会(渡辺忍会長)主催の「山部地区交通安全大会」が14日午前、山部福祉センター大ホールで開かれ、児童生徒をはじめ、高齢者、職場、農業者の各代表者が交通安全誓いの言葉を述べ、交通死亡事故ゼロを目指して、地域住民が一丸となって交通安全運動を展開していくことを確認した。
 大会には小学生から老人クラブ会員まで住民約100人が参加した。はじめに渡辺会長が「関係機関と緊密に連携して交通死亡事故ゼロ2000日を目指して取り組んできたが、昨年9月8日、国道38号線沿いで乗用車と大型トラックが衝突し、2人が死亡、1人が重傷を負うという死亡事故が発生したことは誠に残念です。事故は恐ろしいもの。今年度も高齢者の事故防止やスピードダウンなどの4大キャンペーンを展開し、交通死亡事故ゼロ500日、1000日、2000日を目指して地域一丸となった交通安全運動を展開していきたい」などとあいさつし、改めて出席した住民に協力を訴えた。
 続いて、能登芳昭市長、横山久仁雄・市議会副議長、本間勲・道議会議員、丹羽利明・富良野警察署交通課長がそれぞれの立場であいさつ。能登市長は「行政も皆さんと一緒に交通安全に取り組み、事故ゼロを目指したい」などと述べ、官民一体となった連携を呼びかけた。横山副議長は「外国人のドライバーもいるということを頭に入れて運動を展開しなければならない」、本間道議会議員は「自宅から一歩出ると交通安全という意識を持つことが大事」などとそれぞれ述べた。
 さらに丹羽交通課長は「全道的には交通事故が減少しているが、富良野管内ではすでに2人が亡くなり、負傷者も昨年より大幅に増えている。交通安全は家庭からです」と述べ、反射材の使用、自転車の交通事故防止、スピードダウン、シートベルトの着用など家族ぐるみで声をかける交通安全を訴えた。
 この後、山部中1年の杉野愛莉さんを皮切りに、北星老人クラブの岸本義広さん、共通運輸㈱の大木祥文さん、JAふらの山部支所青年部の石川誠さんの4人が児童・生徒、高齢者、職場、農業者の代表者としてそれぞれの交通安全誓いの言葉を述べた。
 さらに参加者を代表して山部商工会女性部の小林静子さんが「交通事故をなくすことは、地域住民の心からの願いです」と述べた後、「車を運転する時は必ずシートベルトを着用します」「歩行者の安全を守り、特に老人や子供の事故防止に努めます」など地域、家庭、学校、職場において実践する4項目を掲げた交通安全大会宣言を行った。
 最後に「あっ危ない!必ず止まって みぎひだり」と題した交通安全のDVDが上映された。この後、参加者全員がJAふらの山部支所前の国道38号線沿いで「ゆっくり走ろう へそのまち」「スピードダウン」などの交通安全旗を掲げた「旗の波運動」を展開し、通過ドライバーに安全運転を呼びかけた。

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