2013年6月14日金曜日

一般会計補正予算額は2億7012万円

 富良野市議会定例会が11日、市議会議事堂で開会した。同日の本会議では、会期を21日までの11日間と決定した後、能登芳昭市長が今年4月7日に発生した暴風による被害と職員の懲戒処分の2件の行政報告を行った。続いて富良野市固定資産評価員の選任、人権擁護委員候補者の推薦(2人)、東小学校校舎・屋内運動場改築工事(建築主体)、同(機械設備)の請負契約締結の案件がそれぞれ原案通り可決された。この後、理事者側が平成25年度富良野市一般会計補正予算案(2億7012万4000円)など議案1号から同11号と第14号(辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更)の案件について提案説明を行い、同日の本会議を終了した。
 富良野市固定資産評価員の選任では、富良野市総務部税務課長の清水康博氏(52)を同意した。人権擁護委員候補者の推薦では、富良野消費者協会会長の高井敏子氏(73)と元トマム小中学校校長の並河秀幸氏(61)。高井氏は平成7年から人権擁護委員を務めている。並河氏は初めての推薦。
 可決された東小学校校舎・屋内運動場改築工事の建築主体請負契約の締結では、契約金額が13億6395万円。請負契約者はサンエービルド・那知特定建設工事共同企業体で、代表者は株式会社サンエービルド工業(浅田正俊代表取締役)=富良野市栄町19番2号=。同、機械設備請負契約の締結では、契約金額が1億6440万円。請負契約者は玉手・弘友特定建設工事共同企業体。代表者は有限会社玉手鋼建(玉手ミエ子代表取締役)=富良野市山部南町1番5号=。
 同定例会は12日から議案調査のため休会しており、15、16日は休日のため休会する。17日から19日までは市政に関する一般質問が行われる。17日は5議員、18日は4議員、19日は2議員が行う。20日は議案調査のため休会し、21日が最終本会議。



富良野市シルバー人材センターで定時総会開く

 富良野市シルバー人材センターの定時総会が5月29日、富良野市老人福祉センターで開催され、事業の啓発と就業機会の拡大や、「生き生きフェア」の開催など10項目にわたる平成25年度の事業計画を承認した。また、役員改選では川瀨好雄氏を理事長に再選し、一人でも多くの高齢者が元気に活動し、地域社会から一層信頼される人材センターを目指しながら、様々な事業推進に取り組んでいくことを確認した=写真。
 はじめに川瀨理事長が、昨年度の事業を振り返った後、「平成24年度の発注実績は前年度に比べ約1900万円の減となったが、同センターは借金のない運営を行っている。赤字運営にならないよう、就業の安定を図りながら、医療と介護に頼らない元気に仕事していくことに意義がある」などとあいさつし、出席した約100人の会員に協力と結束を求めた。
 この後議事に入り、平成24年度の事業報告と収支決算などを承認した。事業報告の就業実績は、就業人員が延べ4631人に上り、契約金額が約9623万円。これは前年度より約17%減、約1900万円の減収となり、3年振りに契約金額が1億円を下回った。また、会員数は3月末現在で194人。平均年齢72・6歳、男性の最高年齢が86歳、女性が85歳。
 平成25年度の事業計画は基本方針として、「生きがい就労」を通して健康管理を行い、仲間と共に豊かな生活が求められるよう、センター機能の充実を図る。また就労面では、仲間を増やし、一人でも多くの高齢者が元気に活動し、「まちづくり」の貢献を目指す。
 そのほかの具体的な事業計画の柱として、①会員の加入促進②就業に必要な知識、技能の向上③安全就業対策の推進と健康管理④独自事業の拡充と職域班の編成⑤ボランティア活動と会員の親睦・交流⑥東山公園パークゴルフ場の運営管理―などを挙げている。
 また、事業目標として会員数を210人、受注契約金額9000万円を見込む。収支予算額は1億373万円。なお、その他の役員は次のとおり。
 ▽副理事長 布施幸夫(再)、小野寺明(新)▽常務理事 西出覺(再)▽理事 伊藤功(再)、谷井辰男(再)、晴柀繁一(再)、柴川公弘(再)、五十嵐正(再)、阿部勝(再)、長久利之(再)、藤井芳成(新)、▽監事 長坂義光(再)、佐藤烈(新)

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