2013年6月18日火曜日

新組合長に上富の和田昭彦氏
富良野地区森林組合通常総代会

 富良野地区森林組合の平成25年度通常総代会が5月30日、富良野文化会館大会議室で開かれ、平成24年度事業報告と同25年度事業計画をそれぞれ承認した。それによると、平成24年度の総収益は前年度比0・7%増の約7193万円で当期利益は約37万円だった。また、任期満了に伴う役員改選では、代表理事組合長に上富良野町の和田昭彦氏を新しく選出した。
 同組合は、上富良野町、中富良野町、富良野市、占冠村の1市2町1村で構成され、正組合員数は3月末時点で738人。このほかに准組合員が38人。
 総代会では、菅原等代表理事組合長が平成24年度に実施した森林経営計画の作成促進や施業の集約化、路網整備など各種事業を振り返った後、「植えて、育てて、利用して、また植える、という森林資源の循環利用による林業再生の働きを更に加速させる重要な年になった。平成24年度の全体施業面積は1083ヘクタールで、素材販売量が2万6775立方メートルとなり、総収益は7193万1000円で、前年比0・7%の増、当期利益が37万6729円となった」とあいさつした。
 この後、富良野市長代理の石井隆副市長をはじめ、来賓祝辞が行われ、様々な森林経営を行っている同組合の一層の発展に期待を込めた。続いて議事に入り、平成24年度事業報告、同25年度事業計画の設定など9件の議案について審議を行い、いずれも原案通り承認した。
 この中で平成25年度事業計画の基本方針として、「今、非常に苦労しているのは、森林・林業再生プランの取り組み。4月からスタートする森林経営計画をどのようにするか。今後10年の間に集約化し、路網整備を行い、機械化を進めて、自力で間伐できる体制を整えていかなければならない。現在、本格化している、国営富良野盆地土地改良事業、道営経営体育成基盤事業の着工で、カラマツ疎水材の需要が大幅に伸びているので、安定供給のため、全力で事業を推進していきたい」としている。
 事業計画は指導、販売、購買、森林整備、事業管理の5部門で、各種講習会の開催、森林経営計画の樹立指導、共同化事業の推進をはじめ、系統販売体制の強化、造林用苗木の斡旋など様々な事業を推進していく。損益計画によると、事業総損益は5億7718万9000円で、事業総利益を約7300万円としている。
 そのほかの役員改選では、筆頭理事に中富良野町の佐々木康蔵氏、次席理事に富良野市の北猛俊氏、代表監事に同、日下博行氏をそれぞれ新しく選任した。また理事に上富良野町の松藤良則氏(再)、高松成章氏(新)、中富良野町の安井敏氏(新)、富良野市の野村卓國氏(再)、占冠村の長谷川耿聰氏(再)、安田堅吾氏(新)、監事に中富良野町の森田光紀氏(再)、占冠村の小峰義雄氏(新)をそれぞれ選任した。



過去最多の418人が参加 第4回富良野トレイルラン

 国内でも難コースとして知られている「トレイルラン」(実行委員会主催)が好天に恵まれた16日、富良野スキー場北の峰ゲレンデ特設会場を発着に開催され、30キロ>、15キロ、10キロ、3キロ、親子アドベンチャー宝探しの各コースに全国から総勢418人が出場、それぞれの体力に挑戦し、爽やかな汗を流していた。中でも猛者(もさ)コースには105人(男子97人、女子8人)が出場。標高差750メートルの難コースを登ったり下ったりし、文字通り体力の限界に挑戦していた。
 同イベントはマラソン、トレッキング、ウォーキングなど様々なスポーツの魅力を凝縮した競技。近年、参加者が急増している人気イベントの一つだ。一昨年は東日本大震災のため自衛隊員の参加が少なく170人だったが、昨年は多くの自衛隊員が再び参加したことで300人を上回った。さらに今年は昨年より100人以上も上回る過去最多の参加者数となった。
 猛者コースに出場した胆振管内豊浦町の教師勝部武志さん(39)は「第2回大会から出場しています。昨年は4時間19分のタイムで3位に入賞した。今年も体調がいいので昨年のタイムを上回りたい」などと意気込みをスタート前に語った。勝部さんは妻と子供3人を連れての参加。長女で小学3年生のしずくさん(10)も3キロコースに出場し「お父さんに負けず、頑張って走りたい」などと笑顔で応えた。また、6年前から紋別市で暮らしている香港の44歳の男性は「初めての出場です。平らな所を走るのは苦手だが、山登りは得意なので30キロコースに挑戦します」と話していた。

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