2013年7月25日木曜日

農政審議会を設置

 平成26年から5か年計画で実施する「新富良野市農業及び農村基本計画」の素案づくりに向けた富良野市農政審議会が設置され、今月9日、初会合が市役所で開かれた。能登芳昭市長が10人に委嘱状を交付した後、農業者代表の及川栄樹さんを委員長に選び、来年1月までに計3回の会合を開き、答申する。
 富良野市は平成21年度から同25年度までの5か年計画期間とした現計画の検証を行い、平成26年度から同30年度の5か年にわたる新富良野市農業及び農村基本計画の素案づくりを行うため、同審議会を設置した。
 現基本計画は①農業の担い手育成及び確保②需要に即した生産の促進③農地の有効利用の促進④経営発展の基礎となる条件整備⑤経営の発展に向けた多様な取り組みの促進⑥環境と調和のとれた農業生産の推進―の6項目を重点指針として策定されている。TPP、WTO、日豪EPAなど農業を大きく左右する要因が数多くあることから、新基本計画では市民からのパブリックコメントや同審議会などの意見を聞いて、計画の見直しなど必要な措置を行う。
 審議会委員は市内の農業者6人、農業団体、事業者、関係機関職員、学識経験者各1人の計10人。はじめに能登市長が一人ひとりに委嘱状を交付した後、「農業情勢は厳しい状況にあり、TPP問題など大きな課題が多い。平成26年度から実施する富良野市農業基本計画の策定に対し、どのような形が望ましいのか知恵を結集し、それぞれの立場で検証を行い、富良野農業の指針となるものをお願いしたい」などとあいさつ。
 この後、委員長に及川さん、副委員長に小師和彦さんをそれぞれ選出した。続いて事務局側から策定に向けた基本的な考えとスケジュール説明が行われ、富良野市農業及び農村基本計画の検証と基本計画策定に向けた審議会意見の提出を議題に審議が行われた。
 今後の予定は11月上旬に道内の担い手対策などの事例調査と下旬に新計画の諮問・審議を行い、1月下旬に3回目の審議会を開催し、新計画の素案を作成する。2月下旬に新計画案に対するパブリックコメント(市民の意見)の手続きに入り、3月上旬に新計画を決定し公表する。



お気に入りのハンドメイド展

 富良野、旭川、芦別のモノづくり作家による「お気に入りのハンドメイド展」と銘打った即売会があす26日から30日までの5日間、三番館富良野店3F=富良野市本町2番27号=で開かれる。
 主催するのは上富良野町の田中栄美子さんと中富良野町の中川利恵子さん。2人は3年前、ふらのクリエーターズマーケットに参加したことから知り合いになり、デイジーという花の名前から「DAISY」と名付けて活動を行っている。布小物、アクセサリー、編みぐるみなどの販売や展示を行っている富良野をはじめ、旭川、芦別などのモノづくり作家に呼びかけて、富良野で初めてのハンドメイド展を企画開催する。
 出展者は18組。布財布、布小物、大人服、天然石アクセサリー、キッズアクセサリー、ポストカード、バッグなど多数の手作り作品が展示される。28、29の両日には当麻町の出展者が似顔絵の実演を行う。また、アクセサリーの実演も。
 主催する田中さんと中川さんは「富良野でのハンドメイド展は初めて。富良野近郊では作品の発表の場が少ないので、地元の作家さんを中心として旭川で活動している作家さんの協力を得て、5日間にわたり作品の販売を行います。富良野が一番活気づく『北海へそ祭り』を挟んでの開催になるので、地元や近郊をはじめ、観光客の皆さんにも会場へ足を運んでいただけたらと願っています」と多数の来場を呼びかけている。
 開催時間は29日までは午前10時から午後5時。最終日の30日は午前10時から午後4時まで。

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